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ホーム > 新着情報 > お知らせ > 遺骨を納めた舎利位牌完成です〇

妙心寺塔頭・養徳院様からご依頼いただき、舎利位牌を制作させていただきました〇

舎利(しゃり)とは遺骨のことで、位牌の中に遺骨を納めた御位牌です。

ご住職のお師匠さんがお亡くなりになり、お持ちになられていた遺骨を納められるような御位牌を制作してほしいとご依頼いただきました。

試案の結果札の中に空間を作り、その中に仕込めるように設計しました。

使用した材は木曽桧。

鉋をかけると工房中が良い香りに包まれます(^^)

木地の完成です〇

札部分に重量がかかるので、土台は安定性を重視して四つ足使用にアレンジしました。

札の後ろ側から御骨を入れ蓋をする構造です。

ご住職自ら御骨を納入していただきました〇

御骨を和紙と布で包み、空いた隙間には真綿を詰めてしっかりと納入しました。

漆箔を施し文字を彫り入れ完成です〇

正面には御戒名と舎利位牌の文字を。

側面には故人の事績と享年を記します。

背面にはご住職が書かれた『七言絶句』を。

『七言絶句』とは漢詩の一体、七言四句から成る定型詩で、今回舎利位牌を作るに至った想いが込められています。

当初これだけの文字を入れる予定はありませんでしたが、ご住職の強い希望で彫り入れることになりました。

昨今の御位牌は形だけのものになってしまっている中で、こういった想いの込められた御位牌を作らせていただけることは職人として大変ありがたいことです(^^)

先日納品させていただきご住職には大変喜んでいただきました〇

その時にお話ししていた中で「師匠は大変厳しい方で当時は反発する気持ちもあったが、やはり受けた御恩はとても大きく、こういった形でご供養できて本当によかった。」といっておられたのが印象的でした〇

私にも一から育てていただいた師匠がおります。

独立し5年目を迎えようとしていますが日に日に受けた御恩の大きさを感じています。

こんな私にも弟子ができ、こうして師弟のつながりが続いていくことは喜ばしいことですね。

ご住職のように師匠思いの弟子になってもらえるよう私も頑張らないといけません…(^-^;

末永くお祀りいただけますよう。

 

京仏師 宮本我休 合掌

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