几(き)とは所謂机のことで正倉院の宝物にもこういった創作の几が多く残っています。
今回は塗師さんからの依頼で天板と脚の彫刻、仕上げの彩色をさせていただきました〇
脚になる部分は草むらからひょっこり顔を出したアルマジロを表しています。
折角の彫刻なので遊び心を入れつつ…(^-^)
天板が華やかなので脚の彩色は控えめに天板を引き立てるようモノトーンのぼかしのみで仕上げました。
天板には金工職人さんが植物文様に切り抜いた金物に色漆を塗りこみ七宝焼き風に仕上げています〇
塗師さんの新技術と私の彫刻で独特の風合いを持った花形几になりました。
【過去に制作した創作仏具】http://gakyu.jp/works_category/other