今日は端午の節句ですね(^-^)
その節句用にとご依頼いただき、木彫で飾り兜を造らせていただきました。
“吹き返し”の部分には芙蓉の花を彫りこんでいます。
芙蓉は仏教の中でよく使われる蓮の美称でもあり、花は古来から美人のたとえとして用いられるくらい美しく、彫りがいのある花です(^^)
兜は『強くたくましく育ってほしい』という願いを込めますが、そこに花を加えることで美しい花を愛でることのできる美意識や感性も養ってほしいという想いも込めています〇
今回特にこだわったのは”質感”の部分。
実際の兜は大部分が鉄でできていますが、吹き返しや編み込む紐には布も使われます。
木彫りでありながら堅い鉄と柔らかい布の質感に違いをつけるように制作しています(^^)
“強さ”と”美しき心”を兼ね備えた立派な人に成長してほしいと願います〇
【宮本我休制作実績】http://gakyu.jp/works