ご依頼いただき愛犬の木碑を造らせていただきました。
木碑とは木製の墓標のことで遺骨が眠っていることを示す印でもあります。※像の中にご遺骨が納められています。
お墓やお位牌といった供養の形ではなく木碑とすることで、亡くなってからもより身近に愛犬の存在を感じていただけるようにと提案させていただきました〇
長い間伝統的なお位牌や仏像を造り続けてきて見えてきた形でもあります(^^)
愛犬の犬種はチワワです。
生前の写真を見ながら制作しましたが、あまりリアルを追求しすぎると生々しくなってしまうので、少しやわらかい雰囲気に崩しつつ面影を残しつつ…。
表現に苦労しながらの制作になりました(^^;
中に納めるご遺骨です。
真綿と和紙で慎重に包みます。
像の底に穴を開け、そこにご遺骨を納めます。
台座で蓋をして完成です。
木彫刻特有の温かみのある像に仕上がりました〇
従来型のペット供養だとお墓は足が遠のいたり、お位牌は形だけのものになってしまったりと供養の仕方に迷われる方も多かったのではないかと思います。
今回のように面影を形にした木碑とすることで末永くご供養してもらえるのではないでしょうか。
これからも新しいペット供養の形として提案し続けていきたいと思います(^^)
【宮本工藝制作実績】制作実績 | 京都の仏師 宮本我休(GAKYU ガキュウ)