京都の仏師 宮本 我休 GAKYU ガキュウ

香合【瑞雲と月】完成です〇

ご依頼いただき香合(香を入れる容器)をお造りさせていただきました。

表蓋には瑞雲(吉兆を表す雲)を彫り込み、月を象嵌(異素材をはめ込む技法)で表しました。

香の煙が瑞雲となって天に立ち昇り、円満具足を表す月輪が浮かび上がるイメージです。

本体は桜、象嵌した月は椎の木を。

椎の木はご依頼主のお寺に植わっていたた木を使用して唯一無二の香合に仕上げました(^^)

蓋を開けると香を入れる窪みの周りに竹を図形化した文様彫りを。

「竹と虎」は縁起のよう図案として古来から絵画などで表現されてきました。

お使いになられる方が寅年であることから、虎を匂わす竹を香合に溶け込むように図形化して彫り表しました。

香合は使い込むほどに手の油で艶が増し育っていきます。

末永く育てていっていただきたいです(^^)/

【宮本工藝制作実績】制作実績 | 京都の仏師 宮本我休(GAKYU ガキュウ)

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