薬壺(やっこ)とは薬師如来が持つ持物で、寿命を延ばし様々な災いを取り除く功徳のある壺です。
今回その薬壺に桜の花をあしらったものを、というご依頼をいただき制作させていただきました〇
使用した木材はもちろん桜の木。
桜の木は硬く綿密な木理で、よく研いだ刃物で削ると独特の艶が出てとても美しい仕上がりになります。
壺の中央には薬師如来を表す”バイ”の梵字を彫り込み、薬師如来の功徳をさらに高めています。
世界中がコロナウイルスにより不安と痛みが蔓延している中で、無病息災・疫病退散を祈願して一刀一刀想いを込めて制作させていただきました。
ご依頼主の方には情勢が落ち着いてからのお渡しとなりますが、喜んでいただければ良いなと思っています(^^)
【宮本工藝制作実績】http://gakyu.jp/works