ご依頼いただきご夫婦一体となった夫婦位牌をお造りさせていただきました。
形は伝統的な三重座位牌ですが、蓮地と呼ばれる部分に故人様を表すモチーフを彫り入れ、オリジナルの創作位牌に仕上げています(^^)
打ち合わせ後の設計図。
下から二段目のパーツ「蓮地」には生前故人様がご趣味とされていた編み物を表す毛糸を配置。
ご夫婦お二人の絆を毛糸が結ぶイメージです(^^)
制作風景です。
一つ一つのパーツを鉋で成形していきます。
古くからお位牌は各パーツを札部分で串刺していく構造になっています。
それはバラバラになることで修復がしやすいのと、それぞれの部位が彫りやすく完成度が上がるためと考えます。
最近では一体型の樹脂製位牌も多くみられるようになりましたが、このように手間はかかりますが古式に則った技法で制作するお位牌は何世代にも渡って引き継がれるお位牌になると思います。
今回のお位牌のシンボルでもある毛糸の彫りです。
透かし彫りにしています〇
御戒名を彫り込み、漆箔を施して完成です〇
一見伝統的なお位牌に見えますが、故人様を表す毛糸の彫りが入ることで唯一無二のお位牌に仕上がりました。
これから先、何世代にも渡って引き継いでいっていただきたいです(^^)
【宮本工藝制作実績】制作実績 | 京都の仏師 宮本我休(GAKYU ガキュウ)