ご依頼いただき二作目となる二代目髑髏払子をお造りさせていただきました。
この髑髏払子は一休禅師のある逸話を元に制作しています。
「門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」
この言葉は一休さんが正月に頭蓋骨を持ち街中を歩いたという逸話にあります。
「新しい年を迎えるということは、死に一歩近づくということ。正月の何がめでたいものか」ということなのですが、昔は年齢を数え年でカウントしたため、年が明けると皆が1つずつ年をとることになります。
つまり全員が「死」に一歩近づく正月がめでたいはずがない、ということです。
そしてどんな身分の人でも必ずくる死に向かって、一時一時を無駄にすることなく大切に生きよう、という一休さんのメッセージが込められているのだと思います。
この払子はそういった一休禅師の想いと仏教的思想を込めて造らせていただきました(^^)
仏具は形骸化が進み、独創的なものが作られることは少なくなってきました。
ですが正倉院の中の仏具にもあるように、実は昔の方が独創的でデザイン的にも優れたものがたくさん作られています。
いつか正倉院に納まるような仏具が作り出せたらと思います。
【宮本我休制作実績】制作実績 | 京都の仏師 宮本我休(GAKYU ガキュウ)