俳優のトニー・レオンさんが工房に来てくださいました。
ご自身も仏教徒でいらっしゃって、仏像の修復、制作の現場を興味深く見ておられました。
昔から出演作は良く見させていただいていたので感激でした。
仏造りについてお話させていただき、役を演じることについて詳しくお聞きしました。
仏と相対された時の穏やかな表情がとても印象的でした。
とっても穏やかで謙虚な方、小生の拙い話を注意深くしっかりと聞いてくださいました。
最後は皆で嵐山祐斎亭へ。
紅葉真っ盛りでとても美しかったです(^^)/
思えば中学生の頃に「恋する惑星」をみて、あの独特な雰囲気に憧れたものです。
演じる際はその対象を徹底的に研究し人間観察されるのだとか。
仏を造る際もその儀軌を研究し、過去の作例を観察します。
荒ぶる仏や穏やかな仏、様々な像容、意志を放つ仏に、制作している最中は成り切るような感覚もあります。(憑依??)
仏造りと役作り、意外と共通点があったりするのかな、、
お会いできて大変光栄でした。