曹洞宗大本山総持寺にて全国曹洞宗青年会の方々に講演させていただきました。
テーマは「仏を刻む世界~寺院と僧侶への想い」
仏師として20年、これまでの経緯や仕事の数々、その中で気づいたこと、これからの展望など共有させていただきました。
実は総持寺は初来山。
10万坪の広大な伽藍を講演前に案内いただきいました。
修行僧によって毎日磨かれる廊下。
100年単位で磨き続けるとこんなにピカピカ!
坐禅堂の准胝観音像。
千畳敷の大祖堂、圧巻です。
※画像は公開許可をいただいています。
お寺や我々伝統技術を継承する者の立場は年々厳しくなってきていますが、そんな中でも光明も確かにあります。
日本は神道や仏教の教えが生活の中に溶け込んでいて、非常に優れた道徳心を持ちます。
これは日本のみならず、これからの世界秩序を牽引していく可能性を秘めていると考えています。
そのためにも発信基地であるお寺が後世あり続けることは大変重要なこと、自分も仏師という立場から発信し続けたいと思います。