以前制作した『こねむり地蔵』を見ていただき、今回それぞれ三名の方々から新たにご依頼いただきました〇
1体はお若い自衛隊員の方からのご依頼でした。
「一番つらい任務はなんですか?」と聞くと、最近では豚コレラの問題で殺処分を行っていることだと。
安楽死などではなく殺生しないといけない…、危険な任務や肉体的にハードな訓練よりも一番つらいことだとおっしゃっていました。
そういったこともあり心身の安寧を得るためご依頼頂いたのだと思います。
いくら訓練しているといえども一人の人間、こういったことまではほとんど報道されないですが、自衛隊員の方々は国民に変わってつらい仕事を行ってくれている、感謝の念しかありません。
もう1体は娘夫婦がなかなかお子を授かることができず、子宝祈願のためご依頼いただきました。
先日納品のためお電話をしたところ、なんと妊娠をされて4ヵ月だそうです!
一刀一刀想いを込めてお造りさせていただきましたが願いが届いて本当に良かった!我がことのように喜んでおります(^^)
これからは安産祈願の守り仏として愛でていただきたいです〇
最後の1体は御遺骨を納められるように裏側に彫りこみと蓋を仕込んだ仕様でご依頼いただきました。
数百年前に造られた仏像でも修復する際に中から御遺骨が出てくることもあります。
おそらく故人のご供養として仏像の胎内に入れ日々拝まれてきたのだと思いますが、このこねむり地蔵もそういった役割を担い、末永くお祀りいただきたいです(^^)
それぞれ様々な想いでご依頼いただきました。
これらのこねむり地蔵がそれぞれの心の支え、癒しになってくれればと思います(^^)
【宮本我休わらべ像シリーズ】http://gakyu.jp/works_category/warabe