ご依頼いただき御身丈7.5cmほどの大日如来像を制作中です〇
材は榧の木。古くから仏像に使われてきた木ですが、木質が綿密でこういった小さい像を彫るのに適してきます。
削るたびに榧特有の甘い香りがするのも特徴です(^^)
定点で像が出来ていく様子を見ていただきました。
彫刻はマイナスの造形。いらないところを省いていって、残ったところが作品になります。
字や絵を描く時はプラスの造形、これは慣れ親しんでいると思いますが彫刻の場合これとは反対の感覚になるので戸惑う方も多いです(^^)
小さい像の場合、一刀の失敗が後に大きく響きますので少しづつ削ってバランスをみながら慎重に進めていきます。
根気のいる作業ですね(^^;
像の形が大方できたので台座、光背の制作に取り掛かります。
像同様細かい作業が続きますが綿密に仕上げていきます〇
完成が楽しみです☆
【宮本工藝制作実績】http://gakyu.jp/works