ご依頼いただき四天王の一尊・広目天像を制作しています。
今回ご依頼主のご要望で東大寺戒壇院の広目天を参考に御姿を造り上げていくことになりました。
楠の角材から彫りだしていきます〇
お顔が仕上がってきました〇
広目天の由来となったインドの神様のサンスクリット語名(梵名)は「ヴィルーパークシャ」。
このサンスクリット語の意味は「様々な眼を持つもの」や「特殊な眼をもつもの」を意味する言葉です。
この意味から、広目天は千里眼もしくは浄天眼という千里を見通す眼力を持つという解釈がなされ、漢訳にて広目天という名前が付けられたとされます。
「全てを見通す眼力」厳しい表情の中に慈悲の心も表現します。
大方形が出て、良い雰囲気になってきました(^^)
これから甲冑の彫を進めていき、その後は邪鬼の制作に入っていきます。
完成が今から楽しみです☆
【宮本工藝制作実績】制作実績 | 京都の仏師 宮本我休(GAKYU ガキュウ)