ご依頼いただき制作している虚空蔵菩薩像の完成がいよいよ見えてきました。
これまでの工程を追っていきます。
鑿入れ式を控える心材です。
沢山の方々に一刀鑿を入れていただきました。
それぞれのパーツをブロック状に成型し、彫刻スタートです。
私の場合先ずは御顔から彫刻します。
良い御顔が現れるとその後の作業がスムーズに進みます。
御手の彫刻。
少し力を抜いた表現。小指の上げ方がポイントです。
大方形が出てきました。
これから細部の彫刻です。
仏身がおおよそ彫りあがった状態で台座と光背の制作に取り掛かります。
それぞれのパーツに細かい調整を加えます。
持物の火炎宝剣。
蓮華も持たせます。
仏身が彫りあがれば彩色作業です。
截金がより映えるよう工夫をしながら彩色します。
宝冠、胸飾り装着です。
装着するとより一層威厳が増します。
漆箔、彩色を施した火炎宝剣を持たせます。
いよいよ完成が近づいてきました。
これから台座光背の組立を行って総仕上げに入ります。
完成が楽しみです(^^)
【宮本我休制作実績】