ご依頼いただき虚空蔵菩薩像をお造りさせていただきました。
身丈5寸、仏身総高20㎝、一つの材から彫りだす一木造りで仕上げました。
像容は虚空蔵求聞持法の本尊形式。
虚空蔵求聞持法とは虚空蔵菩薩を本尊として修法する荒行で、一定期間のうちに虚空蔵菩薩の真言を百万遍唱えることにより、記憶力を増大させる方法です。
そのご本尊となる虚空蔵菩薩の像容は宝冠に五仏を戴き、左手には宝珠を載せた蓮花茎、右手は与願印をとります。
あの空海さんも修法された求聞持法、その古来から伝わる形式に則り神聖な一木造りで彫り現わした本像。
飴色に熟していく白木特有の経年変化も楽しんでいただきながら、自分だけのご本尊に育てていっていただきたいです。
【宮本我休制作実績】制作実績 | 京都の仏師 宮本我休(GAKYU ガキュウ)