京都の仏師 宮本 我休 GAKYU ガキュウ

五代目大日如来像完成です。

身丈4寸(仏身総高約15㎝)大日如来像が完成しました。

在家用としての比較的小さな御像ですが、滑らかな御身、幾何学的な衣文、精細な宝冠など細部までこだわって制作しました。

像容は運慶様を踏襲し、やや丸顔で智拳印を中心に円を描くと収まりの良い大日如来ならではの造形にまとめています。
衣文は波紋のように一定のリズムで幾何学的に整えることで如来の超越的な存在を表します。

一材から彫りだす一木造りのため、宝冠は透かさず5つの間に精細な唐草の浮かし彫りを施しています
台座の蓮華座は一枚一枚蓮弁を彫り組み上げ、光背は二重円相部から火炎先まで精彩に彫り上げました。

今作で5代目となった大日如来像。

これからも大小それぞれの大きさで大日如来像ならではの様式美を追求していきます。

【宮本我休制作実績】制作実績 | 京都の仏師 宮本我休(GAKYU ガキュウ)

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