総高15cm程の小さな大日如来像。
ご依頼いただき在家様用の御本尊としてお造りさせていただきました〇
使用した材は榧(かや)の木。
榧は古くから仏像彫刻の用材として使われており、仕上げると美しい木肌に光沢、独特の甘い香りが特徴です。
大日如来は密教を象徴する仏であり、全ての仏達は大日如来の形を変えたあらわれともいわれています。
同時に太陽神を基として考え出された仏様でもあり、光背は太陽を表した円光背となっています。
左手の第二指を伸ばし、これを右手で握る形は智拳印と呼ばれていて、この印を結ぶ姿は最高の悟りの境地を象徴するものであるといい、密教の知的な面(教相)を示しています。
このところ小さな仏様の造佛が続きましたが、大きな仏様と違って一刀のミスが致命的になってしまいます。
ヒリヒリとした緊張感の中での作業となりますが、完成した時は大きな像とはまた違った達成感がありますね(^-^)
先日ご依頼主にご納品させていただき、大変喜んでいただきました〇
ご自宅の御仏壇にお祀りしていただけるようです。
末永くお祀りいただけたら幸いです(^^)
【宮本我休制作実績】https://gakyu.jp/works