南禅寺管長を務められ光雲寺住職でもあられます田中寛洲老師よりご用命いただき釈迦如来坐像をお造りさせていただきました。
身丈8寸、総高約27㎝、楠の一木造り、古色仕上げです。
今回初めて新作の仏像に古色を施しました。
これまで修復では欠損した部分を補填し、現存部分と馴染ませるため古色技術を研究し実践してきましたが、いつか新作に施してみたいと思うようになりました。
古仏は経年変化も作の一部と考えていますが、拙作が今後経年を重ねどのように変化していくのかとても興味があります。
修復で得た古色技術で、10年後、100年後、1000年後、あるいはその先までも経年変化の風合いを表すことが可能です。
今回は1000年後を想定して仕上げてみました。
こうして古色を加えてみると時空を超えて未来を垣間見るようです。
先日、田中寛洲老師が住職を務められる光雲寺へご納品に伺い、大変喜んでいただけました。
老師の足元にも及びませんが、私も日々坐禅を実践しています。
今回禅定の釈迦如来ですので、姿形はもちろん息遣いまでもこだわって制作しました。
古色の風合いも相まって理想の禅定釈迦如来像となったと思います。
ここから更に経年を重ねていくと思いますが末永くお祀りいただければありがたいです。
【宮本我休制作実績】制作実績 | 京都の仏師 宮本我休(GAKYU ガキュウ)
