ちょうど手のひらサイズの小さい阿弥陀様。
使用した材は榧(かや)。
榧は碁盤などに使われる木でとても硬質で綿密な美しい木です。
このサイズになると螺髪(頭の巻き毛)も一つ一つが細かくなります。
それも小さい刃物で時間をかけて彫りこんでいきます。
こちらは一般の方からのご依頼で、仏壇やお厨子は設けず台座も極めてシンプルな四角座にしてほしいというご指定でした。
昨今では住まいも多様化し、従来型の祀り方ではなくそれぞれの空間にあったお祀りの仕方を取り入れられる方も増えてきました。
信仰心は普遍的なものですが祀り方という”形″は時代に合わせて適応させていくものと思っています。
この阿弥陀如来像は只今開催中の私の個展 【~お釈迦さまができるまで~ – Till we look into his eyes –】に出品中です。
会期は今月27日までですのでお時間ございましたらぜひ!
個展詳細 http://gakyu.jp/information/event/1492.html
仏師 宮本我休 合掌