今回は京都高齢者大学校にて『仏師という仕事~仏像彫刻の今とこれから』と題して講義させていただきました。
内容としましては我が国における仏像彫刻の起源から現在に至るまで、仏像彫刻の歴史と、連綿と続いてきた彫刻技術。それを継承してた仏像彫刻の”今”を説明させていただきました。
約二時間に及ぶ講義となりましたが、皆さん熱心に聞き入っておられました〇
講義では現在修復中の仏像を特別に目の前で見ていただけるようにしました。
あまりこういった機会はないと思うので皆さん興味津々でした…。
最後は質問ラッシュにあいながら終始和やかな雰囲気で講義させていただきました〇
今回は『仏師という仕事~仏像彫刻の今とこれから』という講義内容でした。
日本書紀に『海に浮かんでいたクスノキ二本で仏像を造らせた』と記述があります。
これがわが国最初の仏像彫刻の起源とされていますが、そこから長い歴史をたどって仏像彫刻の技術は今も脈々と受け継がれています。
そんな中で私は”今”しかできない仏像を日々探求しております。
そういった今現在の仏像彫刻の現状も知っていただけたかと思います。
余談ですが宮本工藝の”今”としましては、新年度に向けて工房を大改造中です…。
刃物を持てない日々が続いてウズウズしておりますが、この講義が実質の仕事納めになるかと思います。
皆さま改めまして今年一年当サイトにアクセスいただきまして誠にありがとうございました!
また来年も仏教や仏像彫刻の魅力を伝えるべく情報を上げていきますのでよろしくお願い致します。
来年は世界がより平和でありますように。皆様にとって良い年になりますようにお祈り申し上げます。
仏師 宮本我休 合掌