あいにくの雨模様ですが仏像の納品には最適な天候といえます。
特に車で運ぶときなどは急激な乾燥などで木が割れてしまうことがありますのでまさに恵みの雨となりました〇
割れや損傷もなく無事搬入できました〇
お寺の名や制作年など仏像の裏に銘書きをしていきます。
私も作者として名を書かせていただきました。
韋駄天像は台座の裏に書きました〇
これらの像の施主様(寄付者)は飲食関係の会社を経営されており、韋駄天さんが”ご馳走”という言葉の元になっていることや、お祀りすると食に困らないということなどをお話しすると大変喜んでくださりこれもまた御縁だなあと嬉しくなりました〇
今年に入ってからこの二尊の制作に取り組んでいましたので納品は嬉しくもありますが少し寂しい感じも致します…(^^;
ですがやはりお寺に納まると仏が生き生きするように見えてきます。
これから何百年、何千年と末永くお祀りしてもらいたいです〇
京仏師 宮本我休 合掌
【宮本我休制作実績】http://gakyu.jp/works