【五代目韋駄天像】 完成です。
身丈1尺5寸 仏身総高51㎝ 楠材 個人蔵
韋駄天様は主に禅宗寺院で伽藍を守護する仏様として祀られています。
「韋駄天走り」という言葉があるように、足の速さは諸天中随一で釈尊の遺骨分配に際して、仏牙を盗み去った足の速い鬼を追って取り返したという伝説があります。
その韋駄天走りで駆け回り帰した一瞬の刹那、衣はその余韻を残しまだ暴れていてもう少しで落ち着くところです。
韋駄天像は主に禅宗の玄関にお祀りされます。
頭を下げ合掌礼拝し来客を迎える御姿は私独自の表現です。
初代制作から7年、少しずつ変容してきた韋駄天像。
今作は特に下半身に重さを持たせて、どっしりとした韋駄天像に仕上げました。
次作六代目はどのようになりますか、今から楽しみです。
【宮本我休制作実績】制作実績 | 京都の仏師 宮本我休(GAKYU ガキュウ)