香合仏【聖観音】KOUGOBUTSU SYOUKANNON
【 令和3年 二寸(直径6cm) 山桜 】
香合仏とは持ち運べる仏様で、古いものは平安時代の作例も残っていますが、江戸時代には旅の無事を祈願して自分の守り本尊を携えることが流行したようです。
そういったこともあり別名”懐中仏”とも呼ばれます。
使用した木材は山桜。
堅剛で目の詰まった木質は香合仏に最適な木材です。
蓋表面には聖観音の持物である「蓮華のつぼみ」を彫り込んでいます。
持てば持つほど手の油で艶が出て味わいが増していき、自分だけの仏様に育っていくというのもこの香合仏の魅力です。
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