香合仏【愛染明王】KOUGOBUTU AIZENMYOO
【 令和二年 二寸(直径6cm) ミズメザクラ 】
香合仏とは持ち運べる仏様で、古いものは平安時代の作例も残っていますが、江戸時代には旅の無事を祈願して自分の守り本尊を携えることが流行したようです。
そういったこともあり別名”懐中仏”とも呼ばれます。
愛染明王という仏様は古代インドの神”ラーガ”にルーツがあり、人間の煩悩である愛欲を仏の悟りにかえる力を持つとされています。
愛染明王といえばやはり弓。
六臂ある手には弓と矢を持っていて、天に向かって矢を射ようとする”天弓愛染明王”という形もあるほど愛染明王と弓は切っても切り離せないもの。
今回はその弓をアイコンとして蓋の中央に彫り込みました。
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