Part 2
獅子狛塑像原型完成です〇
賀茂御祖神社(下鴨神社) 獅子・狛犬造立へ〇
Index目次
- Part 9獅子狛像無事御奉納です。
- Part 8白銀の狛犬完成です。
- Part 7金色の獅子完成です。
- Part 6箔押し工程。
- Part 5塗りの工程が完了しました。
- Part 4彫刻が完成し、塗りの工程へ。
- Part 3第一刀。
- Part 2獅子狛塑像原型完成です〇
- Part 1賀茂御祖神社(下鴨神社) 獅子・狛犬造立へ〇
賀茂御祖神社(下鴨神社)祈祷殿にお祀りする獅子狛造立という大役を拝命して早半年がたちました。
像容を神社様と共すするため、油土による原型制作に励んでおりました。
神社に白鳳時代作と伝わる獅子狛像を元に、令和の時代に新たな獅子狛像を探ります。
形を造っては潰し、造っては潰しを繰り返し、至高の形を探り続けます。
自作の道具。
白鳳時代作と伝わる獅子狛像です。
独特な立ち姿や筋肉の描写が特徴的で、大ぶりな体躯に対して小さめな御顔が優美で美しい印象を与えます。
そのあたりを踏襲しつつ、私独自の美意識と融合して後世に残る新たな獅子狛像を目指します。
狛犬の形が浮かび上がってきました〇
原型は実寸の三分の一サイズで進めます。
神社様と打ち合わせの末、獅子狛像原型が完成しました〇
これからこの原型を元に木彫に入ります。
木彫は粘土とは違って修正が効きにくい分、張り詰めた緊張感の中で進めるため木彫ならではの研ぎ澄まされた神々しさが表現できます。
これから道具を鑿と木槌に変え、現代と後世の人々に受け入れられる至高の獅子狛を彫り現します。
賀茂御祖神社の遷宮は2100年前から始まりましたが、平安時代に後一条天皇から式年の宣旨を受け、令和18年で式年遷宮1000年目の節目を迎えられます。
そんな歴史的な佳節にこの獅子狛が神々しく光輝く姿を想像しながら、一刀三礼励んでまいりたいと思います。
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