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ホーム > 特集 > 火災で燃え残った木材から釈迦如来を彫像する > 4月8日お釈迦様の誕生日に開眼法要を執り行いました。

開眼法要とは眼を開くと書きますが佛に魂を入れる法要のことを言います。この法要を行うことで木の造形物でしかなかったものがようやく”佛”としてお祀りすることができます。

この日は朝から雨でしたがお寺に近づくにつれ晴れ間が見え始め、到着した時には日差しがまぶしい晴天に変わっていました。不思議なことにどんなに雨が降っていても開眼法要の時は止むものなんですね。そのジンクスを今回も守ることができました〇

今回のご依頼は火災にあわれた檀家様のご自宅に御本尊として納めさせていただくということですので、一度お寺で法要をし、そこから徒歩でご自宅に移送するという流れでした。

いつも納めさせていただくときは施主様に喜んでもらえるか不安ですが、仏像のお顔の白紙をほどいたときの皆さんの反応を見て、気に入っていただけたという安堵感で今まで張りつめていたものが一気にほどけていきました。

そしてお経をあげ、法要が無事終わった時には約一年間この佛と向き合ってきたことを思い返し、達成感と充実感でいっぱいになりました。

そしてそこからご自宅に移送し、新たに設けられたお仏壇にしっかりと安置させていただきました。

ご相談を受けた当初、火災で焼けた廃材はほとんどが彫刻に適さない材でしたのでお断りしようと思っていましたが、ご住職があきらめず山積みになった廃材の中から欅の心柱を探し当てられたことから始まり、完成までいくつも困難がありましたがこうして無事納められたことが何か必然だったような気もします。そしてこれが独立して最初の仏像、一作目となります。それがこのようなご依頼であったことはこれからの仏師としての人生の大きな糧になっていくと思います。

今回のご依頼は人と人との善がつながったものでした。お寺に長く善を積んでこられた方々にお寺が善をもってお返しされた。この善の連鎖に私も関わらせていただいたこと、人として仏師として非常に貴重な経験となりました。これを糧にこれからも人に感動を与えられるような佛を造り続けていきたいと思います。

このような貴重な経験を与えてくださった方々に今一度厚く御礼申し上げます。

仏師 宮本我休 合掌

特集【火災で燃え残った木材から釈迦如来を彫像する】

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Profile

宮本 我休GAKYU MIYAMOTO

京都生まれ。 学生時代に服飾を学び、卒業後京都の仏像彫刻工房にて仏像の彩色を手掛けたことをきっかけに仏像彫刻の世界に入る。 9年間の修行の後、平成27年4月独立。 京都・西山に工房を構え「宮本工藝」を設立し、日々仏像・仏具、 その他木彫刻全般の研究、制作に励む。 学んだ服飾技術を活かし、リアリティのある衣文表現を得意とする。(京もの認定工芸士認定番号第128号)

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