Part 1
どのようにして”仏”が生まれるのか
火災で燃え残った木材から釈迦如来を彫像する
Index目次
- Part 1どのようにして”仏”が生まれるのか
- Part 2焦げた所をノミでそぎ落とす
- Part 3仏像を彫像する前に執り行うノミ入れ式
- Part 4ようやく彫刻スタートです
- Part 5先立ってお位牌を製作
- Part 6彫刻が進みお姿が見えだしてきました
- Part 7荒彫りを終えこれから総仕上げへと進んでいきます。
- Part 8台座が完成しました。
- Part 9‟光焔” 釈迦如来立像 無事完成致しました。
- Part 104月8日お釈迦様の誕生日に開眼法要を執り行いました。
檀家さんの家が全焼しお寺の方が何かできないかと焼け残った材木でお釈迦様を彫像してお渡ししたいというご依頼を頂戴し、今日現地に赴きました。
幸い外側だけが焼け焦げていますが、中は大丈夫でしかも欅(けやき)の良材でしたので受けさせていただくことになりました。
仏師の世界に入って十年。仏様をお迎えしたい方々の様々な想いを感じてきましたが、こういったご依頼は初めてで状況も考えるとこのように投稿することを迷いましたが、宗教的意義と仏師としての使命感を強く感じましたのでご依頼主様に快諾してもらい、どのようにして”仏”が生まれるのかを知っていただきたく投稿することに致しました。
仏教は泥の中から咲く美しい蓮の花に仏性をみます。
焼けて朽ちかかった中から仏性を見いだせるか、これから仏教の開祖釈迦如来に挑みます。
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