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ホーム > 特集 > 火災で燃え残った木材から釈迦如来を彫像する > どのようにして”仏”が生まれるのか

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檀家さんの家が全焼しお寺の方が何かできないかと焼け残った材木でお釈迦様を彫像してお渡ししたいというご依頼を頂戴し、今日現地に赴きました。
幸い外側だけが焼け焦げていますが、中は大丈夫でしかも欅(けやき)の良材でしたので受けさせていただくことになりました。
仏師の世界に入って十年。仏様をお迎えしたい方々の様々な想いを感じてきましたが、こういったご依頼は初めてで状況も考えるとこのように投稿することを迷いましたが、宗教的意義と仏師としての使命感を強く感じましたのでご依頼主様に快諾してもらい、どのようにして”仏”が生まれるのかを知っていただきたく投稿することに致しました。

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仏教は泥の中から咲く美しい蓮の花に仏性をみます。
焼けて朽ちかかった中から仏性を見いだせるか、これから仏教の開祖釈迦如来に挑みます。

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Profile

宮本 我休GAKYU MIYAMOTO

京都生まれ。 学生時代に服飾を学び、卒業後京都の仏像彫刻工房にて仏像の彩色を手掛けたことをきっかけに仏像彫刻の世界に入る。 9年間の修行の後、平成27年4月独立。 京都・西山に工房を構え「宮本工藝」を設立し、日々仏像・仏具、 その他木彫刻全般の研究、制作に励む。 学んだ服飾技術を活かし、リアリティのある衣文表現を得意とする。(京もの認定工芸士認定番号第128号)

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