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ホーム > 新着情報 > 東寺仏像鑑賞ツアーを行いました〇

東寺は日本で最初の密教寺院。

特に講堂にあるマンダラを実際の仏像で配置し現した立体マンダラは有名で、多くの仏像が安置されています。

創建当時の平安仏はもちろん、鎌倉、室町、桃山、江戸と各時代ごとの仏像があり今回はその時代ごとの作風や特徴を仏像の構造から学び、当時の時代背景や仏師の想いを紐解いていこうという試みです。

お堂内は撮影できませんので事前に説明させていただき予習をしてから鑑賞するという形をとりました。

今日は五重塔の特別拝観とその他のイベントが重なり拝観者も多かったです(^^;

 

資料として配布した一部です。

創建当時の平安仏はまだ寄木造り(木材を各パーツで組み合わせていく技法)が完成していませんので画像のように一木で像を彫刻してから背中をくりぬいて蓋をするという方法がとられています。

そういった仏像の構造を知って鑑賞するとまた見え方が変わってきます。

最後は東寺塔頭の観智院を拝観し、唐時代の仏像や庭園を鑑賞しツアー終了となりました〇

東寺が創建された平安時代前期は大陸から持ち込まれた金銅仏や土像の技術と日本独自の木彫技術が混ざり合った時代です。

やはり日本古来の木に対する信仰心や風土が相まって日本の仏像彫刻は以後木彫時代へと突き進んでいきます。

私は東寺の平安仏を見ると、大陸文化に負けじと日本独自の仏像を作り出そうとする仏師の情熱と試行錯誤が感じられて心が震えます。

こういったガイドを通してまた新しい仏像の見方を提案できればと思います〇

 

仏師 宮本我休

 

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