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ホーム > 新着情報 > 制作・修復 > 香合仏【愛染明王】完成です〇

香合仏とは持ち運べる仏様で、古いものは平安時代の作例も残っていますが、江戸時代には旅の無事を祈願して自分の守り本尊を携えることが流行したようです。

そういったこともあり別名”懐中仏”とも呼ばれます。

今回はご依頼いただき愛染明王の香合仏を造らせていただきました〇

愛染明王という仏様は古代インドの神”ラーガ”にルーツがあり、人間の煩悩である愛欲を仏の悟りにかえる力を持つとされています。

密教ではとても重要な仏様で、一説によると戦国武将の直江兼次の兜に掲げられた”愛”の字はこの愛染明王から来ているのではないかともいわれています。

愛染明王といえばやはり弓。

六臂ある手には弓と矢を持っていて、天に向かって矢を射ようとする”天弓愛染明王”という形もあるほど愛染明王と弓は切っても切り離せないものなんです(^^)

今回はその弓をアイコンとして蓋の中央に彫り込みました〇

使用した材はミズメザクラ。

使えば使うほど手の油で艶が出て良い風合いに育っていきます。

どこに行くにも持ち歩いて自分だけの仏様に育てていただきたいですね(^^)

【宮本工藝制作実績】http://gakyu.jp/works

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